横浜HARTクリニック

〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-32-13 第2安田ビル7階

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横浜HARTクリニック診療理念

当院に通院中の方はご存じだと思いますが、待合室の壁に当院の「診療理念」が掲げてあります。その理念は以下の7つです。

1.患者さんの気持ちに寄り添った診療を行います。

2.患者さんの話をよく聞きます。

3.納得していただけるまで十分に説明します。

4.それぞれの患者さんに最適な治療を安全に行います。

5.院内勉強会、研修、学会参加を通じて、知識の吸収と技術の向上に努め、最高水準の医療を提供します。

6.定期的な接遇研修を行い、接遇マナーの改善、向上を目指します。

7.生殖医療および社会全般に貢献できるスタッフを育成します。

毎月1回、全スタッフが集まるミーティングで、必ず1人に音読してもらっています。スタッフには、患者さん1人1人のために最大限の努力をすることを常に意識して欲しいからです。

特に7には、目の前の患者さんの妊娠だけではなく、より広い視野に立って、そのご夫婦の将来、これから生まれてくる子供の福祉、その子供たちが生きていく社会、などについて考え、行動して欲しいというメッセージを込めています。

 

培養部スタッフを紹介します

培養部は皆さんの大切な精子、卵子、受精卵(胚)をお預かりする部署です。高度不妊治療施設において非常に重要な部署でありながら、患者さんと接する機会がほとんどありません。これまで培養部スタッフが皆さんと接するのは、精液を受け取る時と、採卵および胚移植前の挨拶の時くらいでした。私は以前から、培養部のスタッフにはもっと積極的に患者さんと関わって欲しいと考えていました。そこで、今月から、まず採卵後の受精結果を培養部スタッフから伝えてもらうことにしました。「ちゃんと受精しただろうか」と不安の中、連絡を待っている患者さんに結果を伝えることで、自分たちの仕事により一層責任と喜びを感じて欲しいと思います(医学的な理由、または受精率が悪い場合など、医師が連絡をする場合があります)。

現在、横浜HARTクリニックには、培養部スタッフが4人います。今後、皆さんとお話する機会も増えると思いますので、以下、簡単に紹介します。

宇津野さん。横浜HARTクリニックの培養部責任者。理学博士。前職は信州大学産婦人科培養部。統計に強く、データを客観的に解析してくれます。今後、臨床研究を進める上で頼りになる存在です。

石丸さん。チームの中で培養士としての経験はもっとも豊富です。前職はファティリティクリニック東京。冷静に物事を考えて仕事ができる女性です。培養部の品質管理に力を発揮してくれています。

宇津野さんと石丸さんはどちらも日本卵子学会認定、生殖補助医療胚培養士で、顕微授精(ICSI)の技術が優れています。

松本さん。新卒で開院から一緒に頑張ってくれています。胚凍結プログラムの中心として力を発揮しています。根気よく、丁寧な仕事ができる女性です。

加藤さん。同じく新卒で松本さんより少し遅れて入職しました。大学院時代に神奈川レディースクリニックで非常勤で仕事をしていました。精子調整の経験が豊富です。

以上4名、話す機会があれば「あっ、○○さんだ」と思いながら話をしてみてください。

電話予約について

当院では、初診の方も再診の方も、電話で予約をお取りいただいています。近頃は電話よりもインターネット予約のほうが便利なのでしょうが、患者さんそれぞれの来院目的が異なるので、単純に何分ずつの予約枠というわけにはいきません。

採血やタイミングの時期をみる比較的短時間の診療の方から、ナースと自己注射の練習をする方、体外受精の相談や治療を続けるかどうかの相談の方まで、皆さんの待ち時間ができるだけ少なくなるように、受付またはナーススタッフが配慮して予約日時を決めています。

また、電話で直接声を聞くことで、インターネットでは伝わらないその方の体の調子や思いが伝わります。

今後も当分の間はインターネット予約を導入する予定はなく、電話が混み合うようになれば電話回線を増やして対応したいと思います。

「寄り添う」治療とは

7月7日に開院1周年を迎えました。

開院から守り続けている診療理念、「患者さんに寄り添った治療」を日々実践してきました。シンプルな理念だと思うのですが、スタッフからは「寄り添うってどういうことでしょうか」と聞かれることがありました。

私が考える「寄り添う」とは、患者さんから求められた時に、患者さんが必要とする距離を保ちながら助言し、患者さんが適切に判断、選択できるようにすることです。そのためには、お互いの信頼関係が必要ですし、スタッフには正確な医学的知識と観察力が必要です。つまり、「寄り添う」ことを実践すれば、患者さんにとっても良いし、スタッフにとっても医療従事者としての実力がつくはずなのです。もちろん、妊娠していただくことが最終目標ですが、そこへたどり着くまでの道程を大切にしたいと思っています。

それぞれのご夫婦が、治療と上手く付き合えるように、これからも「寄り添う」治療を続けていきます。

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