横浜市神奈川区鶴屋町にある横浜駅近くの不妊治療専門施設

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横浜HARTクリニックの内観

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不妊スクリーニング諸検査

詳しくは「不妊症の検査」のページをご覧ください。
妊娠前に治療しておいた方がよい病気が見つかった場合には、提携病院またはご希望の病院へ紹介状をお書きします。

タイミング性交指導

スクリーニング諸検査で大きな異常が見つからず、かつ女性の生理周期が不規則なために排卵時期の特定が難しい場合に行います。生理開始10日目ごろから、超音波で卵胞の発育をモニターし、いつ性交を持てばよいかお伝えします。排卵のリズムがあまりに不規則な場合は、排卵誘発剤を使用することがあります。

人工授精

人工授精とは射精された精液中から運動性の高い精子を集めて子宮内に注入する手技をいいます。この方法は、主として、運動精子数が少ない、あるいは子宮頸管粘液が少ないなどの理由でフーナーテストが不良なご夫婦に対して行われますが、タイミング性交と体外受精との中間に位置する不妊治療法として、原因不明不妊症に対しても行われます。

自然周期で行う方法と、2-3個の卵子を排卵させるように卵巣刺激を併用する方法とがあります。いずれの場合も、排卵のタイミングを精子注入に合わせるために、卵子が成熟する頃に点鼻薬【GnRHアゴニスト、商品名スプレキュア、ナファレリールなど:脳下垂体からLHを出させる】を使って、排卵をうながします。人工授精の際に排卵していると気になさる方がいますが、妊娠率に差はありません。

東京HARTクリニック在職中における人工授精での妊娠率は、治療周期あたり8%、ご夫婦あたり20%で、妊娠された方の80%は4回目までに妊娠しています。

このデータをもとに、自然妊娠、人工授精妊娠の経験のない方は4回を目途に人工授精を行い、その後は本当の不妊原因(例えば、卵管機能障害や受精障害)を探るためにも、体外受精をお勧めします。

人工授精手技による副作用、合併症はほとんどありませんが、まれに以下のようなことが起こります

  • ① 注入する洗浄精子調整液に存在する少量の精液成分が刺激となって腹痛を起こすことがありますが、通常1日でおさまり、治療の必要はありません。
  • ② 腟、子宮、卵管内にもともと存在する細菌が腹腔内に波及し、骨盤腹膜炎を起こすことがありますが、この場合には、抗生物質による治療が必要になります。
  • ③ 複数の卵子を排卵させるために卵巣刺激を併用した場合、多胎の可能性が生じます。

体外受精

1978年にイギリスで世界初の体外受精によるベビー、ルイーズ・ブラウンが誕生して以来35年が経ちましたが、これまでに世界中で500万人以上の赤ちゃんが誕生しました。もともとは、卵管がつまっているために女性の体内で卵子と精子が出会えず、妊娠に至らないご夫婦のために開発された治療法でしたが、その後、男性因子による不妊症にも用いられ、現在は原因不明不妊症にも多く適用されています。

卵巣刺激

HARTグループでは、原則、卵巣刺激法を用いて複数の卵子を採取し、良質な受精卵(胚)を選別する方法を用いています。年齢が低く、刺激に対する反応の良い方には有効な方法ですが、年齢が高い方や刺激に対する反応が良くない方には向かない方法です。後者の場合、自然周期法、低刺激法がありますが、治療周期あたり(採卵あたり)の妊娠率は低くなります。

刺激法には、主な方法として、ロング法、ショート法、アンタゴニスト法があり、卵胞数を増やすための刺激注射は同じですが、排卵を抑える方法の違いによって名称がついています。注射による副作用を軽減するために、最近ではアンタゴニスト法が多く用いられています。以下に、簡単にそれぞれの刺激法による体外受精の治療の流れを説明します。

アンタゴニスト法
生理第3日目からFSH/HMG 150-300単位を毎日注射し、4-5日後に第1回目の超音波検査を行います。発育卵胞の数とその直径を測定し、必要があれば注射の量を増減します。血液中の卵胞ホルモンを測定する場合もあります。2回目の診察は2-3日後に行います。卵胞の直径が14mmを超えるころから、LHサージを抑制するためにGnRHアンタゴニスト(商品名、セトロタイドまたはガニレスト)0.25mgの注射を開始します。最大卵胞直径が18mmを超え、14mm以上の成熟卵胞数が適当と思われれば、HCG 5,000-10,000単位を卵胞(卵子)を成熟させるトリガーとして注射し、34-36時間後に採卵します。予定よりも卵胞数が多く、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が心配される場合には、HCG注射の代わりにGnRHアゴニスト点鼻薬(商品名、スプレキュア、ナファレリールなど)を用いることもあります。
ロング法
採卵周期直前の高温期からGnRHアゴニスト点鼻薬(スプレキュア、ナファレリールなど)を開始します。この点鼻薬を毎日使い続けることで、LHサージを抑制し、採卵日までに排卵してしまわないようにします。卵巣刺激注射は、アンタゴニスト法の場合と同様に生理第3日目から開始し、その後の診察予定も同じです。ロング法では、採卵34-36時間前のトリガーとしてHCGの注射しか使えませんので、OHSSにならないように注射の量に注意が必要です。
ショート法
ショート法はほぼロング法と同じですが、GnRHアゴニスト点鼻薬を採卵周期の生理第2日目から開始します。アンタゴニスト法やロング法であまり卵胞数が増えない方に使用します。生理開始2日目から使用すると、GnRHアゴニストは最初の何日か分は注射と同じように卵巣刺激として作用するため、発育卵胞数が増える場合があります。

採卵および受精

採卵は腟粘膜への局所麻酔か静脈麻酔を使用して行います。経腟超音波で見ながら、細い針を腟から卵巣へ入れ、卵胞1つ1つから卵胞液を吸引して、顕微鏡で見ながら卵子を探します。1度卵巣内に針を入れれば抜いたり入れたりすることなく、片側の卵胞全てから採卵できます。卵子が見つかれば、数時間培養器で培養します。その間に、男性には精液を採取していただき、調整後卵子と一晩培養します(媒精)。翌日、媒精から約18時間後に受精の確認を行い、正常に受精した受精卵(胚)はさらに培養を続けます。

移植

初回の体外受精では、採卵から2日後または3日後に受精卵(胚)を子宮内へ戻します(初期胚移植)。以前に初期胚移植をトライしたけれども妊娠に至らなかった方には、さらに体外で培養を続け、採卵から5日目に胚盤胞に育った胚を移植する方法があります。子宮内の環境が良くないことが原因の方には、体外で胚盤胞まで培養することは有効な治療法です。移植に用いなかった余剰胚盤胞はガラス化法で凍結保存し、将来の移植に使用します。

顕微授精

運動精子の数が少ないと体外受精では受精しないことが考えられます。通常、体外受精では、卵子1個の受精のために5-10万個の運動精子が必要です。その数に満たない場合、および運動精子の数が十分でも前回の体外受精で受精率が低かった場合には、顕微授精を行います。顕微授精とは、顕微鏡で観察しながら形の正常な運動精子を探し、1個の精子を細いガラスの針の中に吸引し、卵子の中に直接注入する方法です。受精率は向上しますが、最終的に胚が育つかどうかは卵子の力にもよります。

受精卵凍結保存

余剰胚盤胞はご希望により凍結保存します。新鮮胚移植がうまく行かなかった場合、出産後お二人目を希望して来院された場合に移植します。また、新鮮胚移植を繰り返してもなかなか妊娠に至らない方や、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の恐れがある方には、全ての胚盤胞を凍結保存して、採卵とは別周期に移植することもあります。その場合には、自然排卵周期に移植する方法と、ホルモン補充周期に移植する方法があります。

胚の凍結保存可能期間については、理論的には長期間の保存が可能とされていますが、当院では当初の凍結保存期間は胚凍結日から3年間とさせていただきます。凍結保存期間内にご来院いただき手続きをしていただけば、凍結保存期間の延長も可能です。

精子凍結保存

人工授精日や採卵日に精液の採取が困難な方は、事前に精液を採取、凍結保存しておくことができます。保存期間は1年間とし、凍結保存した精子の使用に際しては、その都度ご夫婦の同意が必要です。凍結した精子は、融解に際して運動率が低下しますので、顕微授精以外の治療に用いる場合は、治療の成功率が低下する可能性があります。

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