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体外受精治療の間の自然妊娠

この1-2カ月、妊娠された方が多かったのですが、中には体外受精の合間に自然妊娠された方も何人かいらっしゃいました。素晴らしいことです。治療任せにせず、ご夫婦がきちんと夫婦生活をもっていらっしゃることがとてもうれしく思われます。

ホームページの「当院の実績」にも書いたように、精子と卵管機能に異常がなければ、体外受精周期以外のいつでも妊娠のチャンスがあります。

何年もタイミングで頑張って上手くいかなかったご夫婦が、なぜ体外受精治療周期の合間に妊娠できたかについて、私は次のように考えます。

1.卵巣刺激をしたことによって、排卵までに2-3ヶ月かかるような小さな卵胞の機能が活性化した。したがって、体外受精周期ではなく、その後の自然周期に刺激効果が現れた。

2.採卵のために針を卵巣に刺入したことで、卵巣内で血管新生などの新陳代謝がおこり、卵胞発育に良い影響を及ぼした。

3.卵巣刺激によって卵巣が腫大した(腫れた)ことで、卵巣のそばにある卵管が引き延ばされて周囲との癒着がとれ、卵子のピックアップができるようになった。

4.体外受精によって卵子と精子が出会えば受精することがわかり、より積極的にタイミング性交が持てるようになった。

いずれも臨床的に証明することは難しいですが、体外受精をしたことがプラスに働いたと考えてよいでしょう。タイミング性交、人工授精、体外受精といった方法にこだわることなく、6か月から1年の間に結果を出せるように、治療をご提案したいと思います。

記事監修
院長 後藤 哲也
経歴

東京大学医学部卒業

産婦人科研修医(東大附属病院分院、都立築地産院、国立習志野病院)

アメリカウィスコンシン大学高度生殖医療施設

イギリスロンドン大学大学院  医学博士(生殖遺伝学)

オーストラリアモナッシュ大学体外受精施設

東京HARTクリニック副院長
横浜HARTクリニック開業

資格

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医

日本生殖医学会認定生殖医療専門医

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