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皆さん、新年いかがお過ごしですか?
2022年、今年もよろしくお願い致します。
今年はどんな年になるのでしょうね?
新型コロナウィルス感染はまだ油断できませんが、世界の動向を見ていると、オミクロン株については、行動制限は行わず、ワクチンの再接種(ブースター)効果や集団免疫の獲得などによる共存を期待しているようです。マスクの着用や手洗い、密を避けることは引き続き必要ですが、少しずつでも通常の生活に戻れるのは嬉しいことです。
そして、皆さんが気になるのは体外受精の保険適用ですね。昨年末の時点では、女性の年齢や治療回数については言及されていますが、具体的に何に対して保険点数がいくらになるのかは全く不明です。前回のブログにも書いたように、不妊治療では精神的な側面が大きいですから、私達はそれぞれの方に適した全人的な治療を提供したいという思いで診療しています。治療ではできるだけシンプルに、安全に、受精卵に負担をかけないように、を心がけています。それが保険適用によって制約を受けるのかどうかが懸案です。
7年半前に開業したころは体外受精だけでなく、タイミング性交指導も行っていました。(何らかの病名をつければ)保険が適用可能な検査、診察もありましたが、全て自費診療を行っていました。その理由は、保険では実施できる回数や内容に制限があり、その方に合ったきめの細かな診療がしにくいからです。それでも「時間をとってきちんと説明してい欲しいから」という理由で、多くの方々に通院していただきました。もちろん、体外受精ではかかる金額がはるかに高くなりますが、自費でも通いたいと思っていただけるような、当院の理念に従った診療を継続していけることが理想です。
東京大学医学部卒業
産婦人科研修医(東大附属病院分院、都立築地産院、国立習志野病院)
アメリカウィスコンシン大学高度生殖医療施設
イギリスロンドン大学大学院 医学博士(生殖遺伝学)
オーストラリアモナッシュ大学体外受精施設
東京HARTクリニック副院長
横浜HARTクリニック開業
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会認定生殖医療専門医