初心を忘れずに
- 2023年1月2日
- 院長
皆さん、新年明けましておめでとうございます。国内、国外いろいろな世情を考えると、新しい年を迎えられるだけでも幸せなことですね。
本日からクリニックに出勤していますが、少し時間があったので、看護師長の平良さんと昔話をしました。開業から8年半、ずっと支え続けてくれるスタッフは平良さんだけです。開業したばかりの頃、一日の終わりにビルの地下へ一緒に段ボールを片づけに行っていましたが、その際平良さんからよく「先生は、どんなクリニックにしたいのですか」と聞かれました。私は「患者さんに寄り添えるクリニック、もし妊娠できなかったとしても患者さんが通って良かったと思えるクリニックにしたい」と答えていました。また「平良さんには、患者さんを縦に診て欲しい。そして、自身の身体や治療について一番良く知っている患者さんから教わってください」と話しました。「縦に診る」というのは、患者さんの来院日だけの対応ではなく、治療周期を通じて思いを馳せて接するということです。そのためには、看護師としての力量に加えて、正しい医学的知識、そして人として関わる力が必要です。平良さんにはもともと人として関わる力がありますし、医学的知識は日々コツコツと実直に仕事を積み上げることで身につけ、本当に全ての患者さんを縦に診てくれています。患者さんの中には、平良さんがいるから横浜HARTに通院してくださる方もいます。診察室で私と話をした後に、私がうまく伝えられなかったり不十分だったりしたことを、平良さんがよりわかりやすく、それぞれの患者さんに寄り添って説明してくれます。患者さんにとってはとても安心できることでしょう。素晴らしいことです。
この診療スタイルこそが横浜HARTクリニックの存在価値だと思っています。誠実に「患者さんに寄り添うこと」が私達が実践してきたことです。そうすることで、治療周期、一周期一周期を大切にした、保険に縛られない治療が可能となり、高い妊娠率に結び付くのです。それぞれの方を縦に診ていますから、診療内容によって予約枠も調整でき、長くお待たせすることもありません。不必要なストレスを軽減して、最短の通院で結果に到達できるよう、一緒に頑張ってみませんか?