皆さん、こんにちは。寒い日が続きますが、お変わりありませんか。
さて、この度これまでにもインスタグラムやHPブログでご紹介してきました niPGT-A (niPER) ですが、定額費用内でお受けいただけるようになります。
定額費用ならびに治療内容を再検討し、より多くの方々にご満足いただけるような内容と致しました。
流産経験がある方や、年齢の高い方は、妊娠が成立しても日々不安の中生活をしていらっしゃいます。
妊娠10週以降にNIPT(非侵襲性出生前検査)を受ける方の割合も増加しています。
そのような状況下、妊娠成立後に少しでも安心して毎日を送っていいただけるよう、今回、niPGT-Aをご提案いたします。
もちろん、強制ではございませんのでご希望されない方は、ぜひお申し出ください。
niPGT-Aは胚盤胞まで育った胚の培養液を検査することで、その胚の染色体の数が正常かどうか(トリソミーやモノソミーでないか)を調べる検査です。
niPGT-A検査の最大の利点は、
1.胚から直接細胞を取らないので、胚への侵襲が無いこと
2.発育の遅い胚や、見た目のグレードが低いためにバイオプシーができない(負担になる)胚にも検査ができること
3.TE(胎盤になる部分)ではなくICM(赤ちゃんになる部分)の情報も得られること
です。
詳細は、近日中にインスタグラムやHPでご紹介いたします。
ご覧の上、ぜひご検討下さい。
ご不明な点はご遠慮なくお問い合わせください。
<公式LINEについて>
この度、当クリニックでは、皆様の個々の不安や疑問点を少しでも解決したいという思いから、多くの方が利用されているツールで個別対応できるよう「公式LINEアカウント」を新規開設いたしました。
(LINEにて個人情報を収集することはございませんので、ご安心ください)
現在、他院へ通院中の方でもセカンドオピニオンとしてご活用いただけます。また、ご質問等もLINEのチャットでお受けしております。ただし、チャットの返答には1-2日ほどお時間を要する場合もございます。あらかじめご了承ください。
※プライバシー保護には細心の注意を払いながら、公式LINEを運用してまいります。
また、公式LINEのメニューには
・無料セミナーのご案内
・無料オンライン個別相談
・初診のお問い合わせ
・ご通院中の方のお問い合せ(次回の来院予約、質問など)
のボタンを設定しておりますので、こちらも合わせてご利用ください。
<公式youtubeチャンネルについて>
少しでも皆様の治療のお役に立ちたいと思い、youtubeチャンネルを開設いたしました。
ホームページ内にあります「このような方がご通院されています〜当院だからこそ出来ること〜」の8つの項目を、さらに詳しくご紹介しています。
宜しければ、ぜひご覧ください。
皆さん、こんにちは。
今回は、HP およびインスタグラムでご案内しています、非侵襲的な着床前胚の染色体検査(niPGT-A)についてお話しします。
この方法は、受精卵(胚)から細胞を取るのではなく、その胚を培養した培養液を用いて、染色体の数的異常がないかどうかを調べ る方法です(当院 HP、niPER (niPGT) 参照)。染色体の本数が正常であるかどうかをスコアで表して、移植する胚の順位をつけるという点から、当院では「移植胚の着床能優先順位づけ(niPER)」とも呼んでいますが、niPGT-A と同じです。
当院では、治療経験のある方が多いのですが、流産経験のある方、年齢の高い方、の割合も高くなっています。最近、産科へ転院された方々から、その後、非侵襲的出生前検査(NIPT) を受けたというお話を伺う度に、妊娠成立後もずっと心配していらしたのだなあ、と申し訳ない気持ちでした。
その不安を軽減できるようにと、当院では niPGT-A へ向けて準備をしてきました。様々なグレードの胚(胚盤胞)について、胚全体の結果と培養液による検査結果は100%一致し、本法が信頼できるものであると判断しています。大切なのは、培養液に不純なDNAが混入しないよう細心の注意を払うなど、通常の培養業務とは異なる分子生物学的な知識と技術が必要になることです。施設によるこの差が、本法が不安定であると言われる要因だと考えています。この点については、私(後藤)の分子生物学的研究者としての背景から、非常に高い精度の結果を保証いたします。
niPGT は着床や、流産しないことを保証するものではありませんが、少しでも安心して妊娠に臨んでいただくことができると思います。また、複数の採卵によって胚を貯める場合にも、どの胚から移植するかを考える上で役立てていただけます。