横浜HARTクリニック

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患者さんからのメッセージ 

今回初めて、患者さんからのメッセージを掲載させていただきます。

先日、当院のInstagramへ、以前当院にご通院されていた方よりメッセージをいただきました。

今まで、患者さんからのお声やメッセージは公表しておりませんでしたが、今回はご本人様の承諾を得て、掲載を決めました。

今、治療を受けている方々。

そして、生殖医療に携わる医療従事者の方へ、ぜひお読みいただきたかったからです。

 

患者さんからの真摯なメッセージ、ぜひ心に留めていただきたく思います。

 

(以下、原文です)

後藤先生、平良さん、スタッフの皆様、お変わりなくお元気でしょうか?インスタで先生方のお姿を見て、懐かしく思い、何だか嬉しくなりました。

このメッセージを、送るかとても迷ったのですが、私の現在について、簡単にですが、先生方にお伝えしたくて送らせてもらうことにしました。突然のことを、お詫びします。

まずはじめに、私は横浜ハートにとても感謝しています。それが大前提でこのメッセージを書いています。

私は第二子妊娠中〜出産後〜現在、ずっと体調が悪く、今年2月に、早発性卵巣不全、早期更年期障害と診断され現在も婦人科に通っています。育休中だった仕事は、辞めることにしました。

不妊治療をされる方々には、私のように、もともと卵巣機能が弱かったり、何かしらの問題がある方もいらっしゃると思います。妊娠、出産、子育ては、それだけでとても大変なことです。そこに、女性ホルモンが正常に動かないとなると、とてもとても大変なんだと思います。私がそうでしたし、今も苦しんでいます。体調不良の原因が婦人科疾患と気づくまでに、第二子出産後から1年半かかりました。(女性ホルモンがすべての原因とは思いませんが、大きな部分を占めていると思います。)

私は今、とても幸せですが、日々の体調不良は大変ですし辛いです。私のような思いをする方は、一人でも少ない方が良いと心から願います。もし誰かが、もっと早く、「女性ホルモン調べてみたら?」と教えてくれていたら……という思いは、心の何処かにあります。

横浜ハートに産後ケアまで求めるのは、お門違いなのは重々承知しています。でも、もしたしたら横浜ハートなら、患者さんの人生に寄り添ってくれるのではないか?私の今までの辛さが、何かの役に立てるのではないだろうか?そんな、小さな期待を捨てきれず、送らせてもらいました。

これを読んで、面倒に感じたり疎ましく思われましたら、読み捨ててくださって構いません。申し訳ありません。

希望あふれる妊娠の前に、辛い現実を伝えるのは、もしかしたら不要なのかもしれません。しかし、不妊治療という、ある意味、現実を捻じ曲げての妊娠というのは、それだけリスキーなのだと、私は今更ながら感じていますし、治療を受ける方々は知っておいて損はないように思います。

繰り返しになりますが、横浜ハートに通院できたこと、子どもを二人授かり今幸せなこと、横浜ハートには感謝しかありませんし、自信をもって周りに勧められます。

何だか支離滅裂な、的を得ない文章で申し訳ありません。お忙しいなか、読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

以上がいただいたメッセージです。本当にありがとうございました。

当院の待合室に掲げている診療理念8項目の1番目は「ご夫婦と子供達のために最善を尽くします」です。

私たちクリニックスタッフが関わるのは妊娠初期までです。

出産後に「出産報告書」という書類をいただき、その際に皆様からメッセージをいただくのですが、その書類だけでは書き表せない、様々な想いや現状があることを今回改めて考えさせられました。

 

このたびお送りいただきましたメッセージ、大切にいたします。

改めて心より感謝申し上げます。

 

看護師長  平良

ARTの行く末

今、一番危惧していることを書きます。

不妊治療業界の大きな変化です。

 

以前と大きく異なったことは、最近だと不妊治療の保険診療、それに伴う助成金廃止(一部自治体を除く)です。

3割負担で治療が受けられるようになり、自費診療と比べると価格を抑えて治療が可能になりました。

しかし反対に、助成金が廃止になったことで、かえって自己負担が増えた方。

また、保険診療がメインとなったことで、各ART施設の差(個性)が分かりづらくなり、どこを受診したら良いか悩む方が多いようです。

以前(不妊治療が自費診療だった頃)は、各施設が、自分たちが主力となるものをHPに掲げ、それを見て患者さんも「ここにしようかな」と施設選びをしていました。

おそらく施設間においても切磋琢磨し、なんとか患者さんに来て頂こうとお互いに努力していたように思います。

 

今は保険診療が前提として、医療ではない部分でのサービス競争が激しいように感じます。

例えば、早朝から、或いは夜遅くまでの診察、診療曜日の拡大、SNS、無料相談や施設見学の更なるサービス拡充 などでしょうか。

他の診療科(内科や外科など)と比べると、保険診療とは思えないほどの手厚いサービスばかりです。

保険診療( = 不妊は病気 )と認められたからには、他の診療科と同じように診療を受けるのが通常で、

患者さんもそれ以上サービスを求めてはいけない、ということになります。

 

逆を申しますと、ARTは、ここまでサービスを広げなければならない状況下にあるということです。

自費診療  → 保険診療の流れから、自費診療の感覚のまま保険診療が行われている感じでしょうか。

 

施設側は、一旦サービスを拡大してしまうと、それを維持し続けなければなりません。

過剰なサービスではなく、本来の自分たちの行なっている医療の質を周知・理解してもらい、患者さんに来ていただきたいものです。

施設側、そして患者さん側それぞれが冷静になり、本来の形を取り戻すべきだと思います。

 

この先、サービス合戦のART業界はどこに進んでいくのか、不安です。

これから治療を考えている方は、施設を選ぶ際、目先の情報や損得だけでなく、自分たちの治療において何が大事かをよく考えることが必要だと思います。

 

 

看護師長  平良

 

 

卵子提供プログラム終了にあたって

皆さん、こんにちは。

一段と夏が近づいてまいりました。

暑い日、肌寒い日、と気候が落ち着かない日々ですが、体調を崩さないようにしたいものですね。

 

今回は、2020年より当院で開始した卵子提供プログラム終了に関しまして、この場をお借りして、改めてお礼とご報告をさせて頂きたく存じます。

これまでにご応募くださったドナー、レシピエントご希望者をはじめ、卵子提供の開始のきっかけであったNPO法人OD-NET卵子提供登録支援団体様、カウンセラーの方々、レシピエント希望者の受け入れ可否を含めご相談に乗ってくださった医療機関の先生方、

本当にありがとうございました。

心より感謝申し上げます。

 

当院としても非常に残念ではございますが、プログラム継続の可否に関して院長と時間をかけ、話し合いを重ねて参りました。

今回、プログラム終了に至った大きな理由としては、

ドナー、レシピエントそれぞれに、医学的あるいは心理的観点から、治療許可を出せる方が

殆どいらっしゃらなかった事です。

 

当院では安心・安全に治療を行うため、 ドナー、レシピエントともに

① 年齢

② 適性( 医学的検査や診察 / 心理的観点でのカウンセラーによるカウンセリング / 3親等までの遺伝疾患・精神疾患の有無 / 出産・子育ての経験 ※ドナーのみ )

③ 提供卵子による妊娠前〜妊娠後に医学的にフォロー可能な施設の受け入れの確保を行う  ※レシピエントのみ

を条件に、募集を行なって参りました。

 

しかし、知識が殆どなく応募の動機が曖昧な方、医学的・心理的観点から治療を勧められない方、が多く、治療まで至らない方が殆どでした。

そういった事情から、正しくプログラムを運営していく難しさの限界を感じ、今回、終了の判断に踏み切りました。

 

ちなみに、お電話での相談を含めると、50組以上の方からのご応募やお問合せをいただき、実際にご来院まで至った方はその半数の方でした。

ドナー、レシピエントのマッチング後、無事に出産できた方は1組、現在治療中の方は2組です。

数字だけを見ると非常に少ないように思われますが、それが現状です。

それだけ提供卵子による不妊治療は、生まれてくる子供の福祉も含め、夫婦間の治療とはまた異なる難しさ、深さがあります。

 

卵子提供という治療が正しく理解・認識され、日本でも定着していく事を願いつつ、このプログラムを開始し、啓蒙活動(卵子提供を正しく理解する目的)として、卵子提供セミナーも開催して参りました。

セミナーを受講された方々にとって、今後何かのお役に立てたらと願うばかりです。

 

約2年間、卵子提供に携わったことで、新たな生殖医療の視点を広げることができたこと、

倫理観、医療従事者の役割、などを改めて考え、悩んだ良い機会をいただきました。

深く感謝申し上げます。

 

最後はやはり、生まれてくる子供が幸せであることが重要です。

子供の福祉、子供への告知など、様々な課題もありますが、それらを全て理解した上で、卵子提供という治療がドナー、レシピエントにとって良い医療であることを願っています。

 

 

 

卵子提供コーディネーター

平良

今後の診療について

皆様こんにちは。

いつも当院の診療にご理解とご協力をいただきまして、心より感謝申し上げます。

段々と春の気配が感じられるようになりましたね。

この時期、花粉症の方は非常にお辛い時期かと思われます。

どうぞお大事になさって下さい。

 

さて、今回は4月以降の当院の診療についてお伝えしたいと思い、こちらのブログに書かせていただきました。

現在、当院の休診日は水・日・祝日と土曜日の午後ですが、

4月から火・金・祝日と木曜日の午後が休診日となります( 月・水・土・日は終日、木は午前のみ診療を行います)。

診療時間は今と同じです。

採卵・移植は、休診日以外で対応いたしますので土曜日・日曜日も実施いたします。

医師からご指示があった方やお仕事等で都合がつかない方は、休診日( 火・金・祝日)の午前中に診察を行いますのでご安心下さい。

初診の予約枠も変更になりますので、決定しましたらお知らせいたします。

 

休診日を変更した理由は、平日仕事をされている方の通院の負担軽減と、

第2子以降の治療でご通院中の方で「土日であれば夫に子どもを預けられるため通院しやすい」というご意見もお伺いし、

少しでも皆様が通院をしやすい環境作りを行いたかった為です。

 

これからも、変わらず一人ひとりの方ときちんと向き合い、丁寧な診療を続けてまいります。

診療運営についてご意見やご感想がございましたら、ぜひ教えていただけましたら幸いです。

少しでも皆様がご通院しやすいよう、これからも努力してまいります。

 

 

看護部  平良

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後藤 輝樹さんがお越し下さいました。

 

先日(6月上旬)、後藤輝樹さんがクリニックにお越しくださいました。

後藤さんは政治家を目指されて以来、日本をより良い国にしたいと、様々な形で世の中に真剣に発信し続けておられます。

 

今回、後藤さんと対談させていただいたきっかけは、少子化問題について後藤さんのお考えをお聞きしたかった事と、今の不妊治療の現状をこちらからお伝えしたく、情報交換の場を作りたかったという理由からです。

後藤さんは、民意をしっかりと表現される方で、

物事を俯瞰し、冷静に捉え、問題提起とともに何が必要かを常に発信しておられます。

その姿勢には、一切のブレがありません。

 

後藤さんは以前より、政見放送等で少子化対策について発信されておりました。

少子化問題や不妊治療の現状をきちんと話し合うためには、日々、真面目に真剣に政治活動に取り組んでおられる後藤さんが適任ではないかと考えておりました為、今回の対談をお願いしました。

後藤さんはすぐに快諾して下さいまして、対談が実現いたしました。

今回は、「この国で安心して子供を産み、育てていくために国はどうすべきか」「生まれてくる子供がどのような形であっても、子供と親が幸せに生きていける社会にするにはどうしたら良いか」を中心に話し合いを行いました。

後藤さんからも様々なご意見をいただき、改めて学ぶ良い機会となりました。

私たちも、医療の現場から現実的な声を届けることで、今後のより良い社会を作る上で何かお役に立てればと願うばかりです。

 

最後になりますが、お忙しいところこのようなご機会を賜り、真剣にお話を聞いて下さった後藤さん、本当にありがとうございました。

スタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 

後藤さんは今年の参議院選挙に出馬されるそうです。 心からご健闘をお祈り申し上げます。

 

 

看護部 平良

自費診療について

こんにちは。

前回のブログからかなり時間がたってしまいました。

皆様、お元気にお過ごしでしょうか。

 

4月より、不妊治療の保険診療が始まりました。

当院では引き続き、自費診療を継続致します

(理由については、ホームページや院長先生のブログをご参照ください)。

 

「自費診療」と聞くと、やはり費用面の負担が大きい印象があります。

その面で転院を余儀なくされた方もいらっしゃいます。

大変心苦しく思っております。

 

当院が自費診療の継続を決断したのは、やはり「治療の質を落とさない事」が一番の理由でした。

保険診療ではカバーできない、自費診療でないと行えないことがたくさんあるからです。

ホームページに掲載されている費用には現れにくいのが事実です。

 

それは、

「きちんと話をお聞きする、説明する」。

非常にシンプルですが、私たちが一番大切にしていることです。

ここが治療の大事な第一歩であり、それが抜けてしまうとそれ以降の治療が全く異なるものになってしまうのです。

 

妊娠に至っても、「治療が辛かった、苦しかった」だけでは終わらないよう、

治療終結の決断をしたとしても、「充分頑張った。もう悔いはない」と思っていただけるよう、

きめ細かい診療を引き続き行なっていきます。

 

病院選びで真剣に悩まれている方、きちんと治療に向き合いたい方、

宜しければご相談してください。

一緒に頑張りませんか。

 

 

看護部 平良

 

 

 

 

 

横浜HARTセミナーを行います。

毎日寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

巷では新型肺炎やインフルエンザが猛威をふるっており、深刻な事態に陥っております。

マスクや手指用の消毒ジェル等も入手困難となっていますが、まずは基本のうがい・手洗いの励行を徹底し、感染防止に努めたいところです。

 

さて前回のブログにも書かせて頂きましたが、横浜HARTセミナーを再開したいと思います。

今年は毎週木曜日 18:30~19:30 に実施致します。

内容や詳細につきましてはHPに後日掲載しますが、体外受精をご検討しており関心がある方を対象に行います。

体外受精ってどんな事をするのか、期間はどのくらいなのか等、初歩的な事を知りたい方も是非聞いて頂きたいと思っています。

当院に通院中の方以外もご参加いただけます。

当院での初診〜治療までの流れ、費用等について詳しくご説明致しますが質疑応答の時間も設けていますので、是非この機会にご不明点をお聞きになって下さい。

 

当院のセミナーは参加されるご夫婦が質問しやすいように、また私達からご夫婦のお顔が見えるよう毎回5組限定とさせて頂いています。

初めて参加される方にとって驚かれるかとは思いますが、小規模ながらの良さもあります。

 

初回は2/13なっておりますので、どうぞご参加下さい。

 

 

看護部 平良

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本年も宜しくお願い致します。

新しい年が明けて、早1ヶ月が経ちました。
ご通院の皆さまには、昨年も当院の診療にご理解、ご協力頂きまして大変ありがとうございました。
改めて感謝申し上げます。

スタッフ一同も、また新たな気持ちで精進して参りたいと思います。

 

今年はセミナーの内容をリニューアルし春頃から再開する予定です。

これまでは、体外受精の歴史から現代の治療法、年代別妊娠率の統計等をお話しさせて頂きました。

また、実際の体外受精の治療周期に入った場合の流れを動画で説明していました。

患者さん個々によって、知りたい情報や聞きたい事などが異なりますので、今後のセミナーでは今までの内容を再検討し、よりシンプルで分かりやすい内容の改善を検討しております。

その場でご質問もお受けいたします。

 

本来の体外受精の治療の在り方を理解し、その上で治療への取り組み方を考えていく事が当院のセミナーの目的です。

 

当院の治療方針を知って頂き、ご理解下さる方に通院して頂きたいと考えています。

 

治療を開始後も、お一人おひとりのケースと向き合って一緒に頑張らせて頂ければと思いますので、不安なことやご不明な点は参加された際に是非お聞き下さい。

 

セミナーは当院のご通院中の方、これから病院をお探しの方、どなたでも参加可能となっておりますので、ご興味のある方は是非ご参加下さい。

 

 

看護部 平良

 

本年もありがとうございました。

早いもので、年末まであと2週間をきりました。

今年も、当院へご通院下さった皆様には厚く御礼を申し上げます。

また、ご不便をおかけしたり、細かい点まで行き届かない所もあったかと思います。

この場を借りてお詫び申し上げます。

今年も産科へ転院された方、ご出産された方、治療を終結された方、それぞれの方がいらっしゃいました。

私達スタッフはそれぞれの方が、「治療を行なって良かった」と感じてもらえるような治療、ケアが出来たのか常に考えながら日々の業務を行なっております。

日々の診療の中で、何か気になる事がありましたら、是非お声かけ下さい。

患者さんが快適に診療が受けられるように、努力してまいります。

 

当院では治療をお受けになる患者さんには、正しい医療を提供したいという目標があります。

開業時から現在に至るまで大きく変化したことは、治療に関するインターネットの情報量が格段に増えていき、かえって情報過多になっていった事だと感じました。

その為、患者さんが情報に対し混乱や不安を生じ、誤解が多いまま治療に進む方が多くなったのは事実です。

 

ひとりの人間を産み出す、尊い治療です。

 

その時にこそ、医療スタッフがきちんと患者さんに向き合い、一人ひとりに添った治療やケアを提供していく事が重要だと感じます。

また、今では不妊症に関する検査や診断が増えてきました。

果たしてその検査や診断が自分たちにとって必要なのか、もしくは医学的に根拠があるものかどうか、医師と話し合える事が一番大切だと思います。

必要な際は、是非医師にご相談下さい。

医学的に根拠のある正しい治療を受けることが、皆さんにとってより良いものであることを願います。

 

 

看護部 平良

 

 

 

 

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